名前の物語
αἰγίς
アイギス · 盾
三千年前の
名前。
この名前は作られたものではない。
受け継がれてきたものだ。
イーリアスの中で、ゼウスは
何ものも貫けない盾を持っていた。
アイギス。
ゼウス自身が身につけることはほとんどない。
アテナに託される。
「アイギス、それはゼウスの
雷さえも制することができない。」
イーリアス · 第21歌
三千年後の今も、こう言われる:
〜の庇護のもとに。
アテナ
戦う前に
勝利する戦い。
力ではない。理解だ。
アテナ、戦略。
メデューサ
ペルセウスは力で
彼女を倒したのではない。
見方によって彼女を倒したのだ。
決して正面から見ない。アテナから贈られた
磨かれた盾の反射の中で。
アテナはメデューサの顔を
アイギスの中央に据えた。
人を石に変えていた視線が、
人を守る視線になった。
Egidio、盾。
Medusa、視線。
私たちは何も発明していない。
翻訳しただけだ。
名前
Egidioの背後には、
ある名前がある。
Gilles。
三千年近く昔の言葉の、
フランス語形だ。
αἰγίς古代ギリシャ
→
Aegidiusローマ
→
Egidioイタリア
·
Gillesフランス
自分自身の名前で守りに署名すること:
裏切ることの難しい約束だ。
世界はメッセージを見る。
Egidioは物語を見る。
今、あなたはその物語を知った。